セブンアイランド虹退役

7月12日、東海汽船所属のジェットフォイル「セブンアイランド虹」が定期航路から引退しました。

最終便には乗れなかったものの、当日の大島岡田港での様子をご紹介します。

先に僚船の愛が停泊していました。虹は定刻より若干遅れて入港です。
すでに愛のマストには「UW旗」=「貴船のご安航を祈る」が掲げられています。ジェットフォイルに信号旗が掲げられるのは珍しく、私もUW旗は初めて見ました。

本来後に出港するはずだった愛ですが、虹の遅延により先に出港することになりました。

虹には愛の「UW旗」への返礼「UW1旗」=「貴港の協力に感謝する」つまり「ありがとう」が掲げられています。


桟橋では御神火太鼓が叩かれレセプションが行われています。近くで見ることはできませんでしたが、船長や副町長の挨拶、記念品の贈呈などが行われたようです。

いよいよ出港。沖には先月就航したばかりの「3代目さるびあ丸」が待機しています。2020年はこの「さるびあ丸」と、国内では25年振りの新造ジェットフォイルとなる「セブンアイランド結」の2隻が就航し、伊豆諸島航路の顔ぶれも変わりました。

さるびあ丸から「さようなら」を意味する長声3発(3回の長い汽笛)が鳴らされ、愛と同様に「UW旗」が掲げられています。
虹も返礼の長声3発を鳴らしてテイクオフ。
あっという間に飛び去ってしまいました。

先日の2代目さるびあ丸引退よりかは幾分こじんまりとしたお見送りとなりましたが、船同士が掲げた「国際信号旗」と「汽笛の交換」が非常に印象に残りました。これを機会に信号旗を覚えてみようかと思っている次第です。