ゆり丸引退イベントに参加してきました。
2021年10月26日伊豆諸島開発の「ゆり丸」が23年間の活躍に幕を閉じ引退しました。八丈島青ヶ島航路、父島母島航路などピンチヒッターとして活躍した本船の最後の任務は神新汽船フェリーあぜりあのドック代船でした。当日は台風並みの低気圧が通過したため、残念ながら全島欠航。代替えとして船内見学会とイベントが下田港にて開かれました。
船内見学会は普段入ることが出来ない操舵室も公開され、中では船長さんへの質問が飛び交っていました。サインを求めるファンもいて、私も御船印にサインをいただきました。
船内には本船のイラスト並びに本船が代船として活躍した航路の船のイラストが飾られていました。こちらのイラストを描かれたのは、当会作成のクルーズログブックのデザインを手掛けられた
PUNIP cruises(プニップ・クルーズ)@船体解剖図 (@punipcruises) | Twitter
さんです。また手前に映っているのは、引退に際して作成された記念乗船券。
島の子供たちが描いたイラストも船内に。伊豆諸島では定期船が引退するたびにこうしたイラストが各島から送られます。それだけ船が生活に密着しているのですね。
当日はアイドルの平野友里さん/通称「ゆり丸」さんが1日船長を務められていました。船内アナウンスや抽選会の進行などを担当されていました。彼女のファンの方々にも本船や伊豆諸島を知るきっかけになったらいいなと思います。写真はゆり丸最後の船長を務められた齋藤船長へ花束を贈呈している場面です。
イベントはお昼ごろに終了。ゆり丸は17時に下田港を出港し東京辰巳ふ頭へ回航されるとのことでファンは再度集合しお見送りとなりました。この紙テープはファンの方が用意さえれたもの。なんでも下田市内で休憩中の乗組員さんとばったり遭遇し、その際に紙テープでのお見送りを提案し乗組員さんも快諾、協力していただけたとのことです。こういう交流が嬉しいですね。
こうしてファン、神新汽船下田営業所のみなさんでお見送りをすることができました。
最終日は欠航となってしまったものの、アットホームな雰囲気で素敵なお別れイベントを開催していただけました。
本船は一度辰巳ふ頭へ回航した後に、国内の造船所でしばらく係船され、その後トンガへ売船されるとのことです。
以下、youtubeに投稿した当日の様子です。